29万9048人
2023年10月04日
「29万9048人」
この数字は文科省の調査により発表された昨年度(令和4年度)の不登校状態にある小中学生の人数です。10年連続で増加し、過去最多であり、特に前の年度と比較して、5万4000人余り、率にして22%増加し、29万9048人となりました。
小学生が10万5112人(10年前の5倍)、中学生が19万3936人(10年前の2倍)になっており、高校生も増加して6万575人でした。
先日、市の教育委員会の不登校担当の方と情報交換する機会がありましたが、三条市も不登校の人数は増加しており、特に昨年から今年(特にコロナ5類に移行後)は激増していることが分かりました。
文科省は「コロナ禍での生活環境の変化や制限による交友関係の築きにくさなどが背景にある」と見ていますが、ヒュッゲも相談件数は年々増加しており、不登校の人数の増加を実感しています。
しかし、不登校の人数が増えているにも関わらず、フリースクール等の居場所の利用率が全国的に低いという問題がまだ残っています。原因としては認知度不足、経済的な負担、地理的条件など様々なことがありますが、まずはフリースクールという居場所をもっと知ってもらい、居場所を必要としている人に必要な居場所を提供できる機会をもっと増やしていく必要があります。
不登校、ひきこもりとか関係なく、その人がその人らしく生きることができる世の中になってほしいですね。