適〇について考える

2022年12月04日

本日、NPO法人適正育成ラボふわっちⓇ主催の公開講座2022「予防保育・予防教育・キャリア教育」~幸せつづくよどこまでも~に午前のみでしたが参加してきました。


基本 乳幼児期 五十嵐貴子さん(ふわっち理事長)
幼少 学童期  松縄真史さん(特別支援学校教諭/社会教育主事)
思春期 青年期 石橋一さん(新潟学園園長)
成人期     丸山高志さん(福祉/経営コンサルタント)

司会      中村優美さん(NPO法人Colorful Map 副理事長)

午前の講演は「今から将来を考える~現場の課題と育成/向上ポイント~」をテーマにライフステージ別に4人の方からお話しいただきました。講演の内容を聴いて、各ライフステージごとの取り組みを乳幼児期~成人期までを繋げていくという考えや乳幼児期、幼少学童期での早期取り組みの大切さのお話しをされていました。

今回の講座でいろいろと大切なことや新たな学びや気づきを得ることができましたが、今回の講座のお話しを聴いて、先日開催された大垣市での西郷孝彦さん×木村泰子さん×柴田愛子さんの鼎談でお話しされた内容と今回の講座の内容の一部が乖離している感じがしました。

先日の鼎談でのお話の内容は「子どもが主役」であり、子どもに変容を求めるのではなく、「ありのまま」の子どもを受け入れ、子どもたちを取り巻く環境や社会に変容を求めるといった内容でしたが、今回のお話しの内容の一部が「社会や組織」に「適応」できるよう「子ども」たちに「教育」をし「子ども」たちや親御さんに変容を求めるといった感じを受けました。

私自身は「適応」、「指導」、「教育」という言葉に正直抵抗を感じます。子どもたち自身が自分たちで「適応していく」ことには賛成しますが、教育や躾の名のもとに、その人らしさを奪ってまで、大人が介入し、大人の価値観、社会の価値観を子どもに強要していくことに違和感を感じます。

個人的には「適当」が一番しっくりきますね(笑)