自殺したい人達の語り場VOL.2開催しました。
自殺したい人達の語り場VOL.2開催しました。今回はオンライン、会場含めて9名の参加で、「自殺」について自由に語り合いました。参加者のほとんどの皆さんが自殺願望がある、あった方たちで、今現在も「死にたい」という気持ちを少なからずとも抱えている人たちもいました。
「自殺」をテーマにした語り場でしたが、それぞれの「自殺」の捉え方から「死生観」「生きることの意味」などいろいろと深い話ができました。また、「自殺」を通し、今の社会の抱えている問題、課題の話もでてきました。
「自殺」に至る経緯や背景は人それぞれ違いますが、自殺願望のある人に「生きろ」という安易な声掛けはさらに自殺願望のある人を苦しめることになることや自殺願望のある人は自分のことだけを考えて「自殺」に至るのではなく、周りの人たちのことも考えていることも知ることができました。
自殺願望のある人が自殺に至る人の共通点が「孤独」であり、誰かと繋がっている人は自殺願望があっても自殺で死に至らないということも話されました。
また、国や文化によっては「自殺」を肯定的に捉えているところもあり、必ずしも「自殺=悪」ではなく、「生きること」と「死にたい」という気持ちは表裏一体の関係にあることも話されました。
このように「自殺」について向き合って語り合うことは参加者には辛い過去を想起させたりして、精神的な負担はかなり大きかったと思います。それでも自分の言葉で「自殺」について語り合える場があることは必要であると今回の語り場でさらに実感しました。
「自殺」を勧めているわけではないですが、「死にたい」という気持ちを肯定的に捉えることが出来る環境も必要なのではないかと思います。
ただ「自殺」をされる側の気持ちとしては「悲しい気持ち」になるということも参加者皆さんの共通認識でした。
なかなか重たいテーマではありますが、今後も定期的に開催できればと思います。