自分らしさとは...
ryuchellさんがお亡くなりになりました...。ryuchellさんと直接お会いしたことはありませんが、フリースクールヒュッゲを立ち上げた年に不登校新聞の石井さんからryuchellさんがフリースクールヒュッゲに興味を持っているという話を聴いてから、ryuchellさんのことをより意識するようになり、ryuchellさんの活動などにとても興味を持っていました。
「多様性」「自分らしさ」という言葉がいろんなところで言われるようになってきましたが、まだまだ「多様性」「自分らしさ」を容認できる世の中になっていないと感じることが多いです。フリースクールを開校して、今年で5年目に入ってますが、これまでいろんな方にご利用、ご相談していただきました。それぞれ抱えている事情や背景など様々ですが、彼らとの関わりを通して、まだまだ「多様性」「自分らしさ」を容認できない世の中であることを実感させられます。
フリースクールに通ってくる子の多くがいわゆる「不登校」の子たちですが、以前より「不登校」についての認知度が上がっているとはいえ、まだまだ「不登校」であることに引けめや負い目を感じさせるような世の中であることを実感させられ、そのことで苦しんでいる本人、親御さんが多いです。
フリースクールヒュッゲとしては"ヒュッゲ"を理念とし、自由な空間の中で自分らしく生きるための学校、家庭以外のもう一つの居場所を目指し、居場所提供しており、自由でのびのびとした雰囲気の中で自分の好きなことに取り組みながら、他者と交流を深めている様子を見ることが多いです。
「自分らしさ」「多様性」を大切に...という言葉と現実が乖離している実態を少しでも乖離しないようにしていく環境作りを今後も続けていきたいと強く思います。
「生きる」も「死ぬ」も本人次第ですが、それぞれの人たちにとってより善き社会にしていくためにはどうしたらよいか常に自問自答しています。まずはヒュッゲに関わっている人たちの「自分らしさ」「多様性」を容認できるようにしてけるよう私自身も日々邁進していかないとですね。