夢みる校長先生、観てきました。

2023年11月16日

オオタヴィン監督の「夢みる小学校」のスピンオフ映画である「夢みる校長先生 子どもファーストな公立学校の作り方」を観てきました。

出演者

通知表も、教科書もない校長 福田弘彦(長野県 伊那市立伊那小学校)
通知表をなくした校長 國分一哉(神奈川県 茅ヶ崎市立香川小学校)
校則をゼロにした校長 西郷孝彦(東京都 世田谷区立桜丘中学校)
校長室を無くした校長 住田昌治(神奈川県横浜市立日枝小学校)
コロナ禍から子どもたちを守った校長 原口真一(栃木県 日光市立足尾中学校)
宿題を無くした校長 宮崎倉太郎(東京都 武蔵野市立 境南小学校)
尾木ママ(尾木直樹) 教育評論家
前川喜平 元文部科学省事務次官
本間真二郎 自然派医師(ウイルス学・ワクチン学専門、アメリカ国立衛生研究所NIH留学)
ナレーター 小泉今日子
エンディングテーマ RCサクセション

監督 オオタヴィン

この映画は公立の学校でここまで出来ることを夢ではなく実践されてきた素晴らしい方々のドキュメンタリー映画です。出演されていた校長先生・元校長先生・教師の方々が生き生きしているだけでなく、その学校にいる子どもたちがとても生き生きとしている様子がとても印象的でした。

「子どもファースト」を実践し、継続していくのは大変そうに思えますが、校長次第では実践し、継続していくことは可能であることをこのドキュメンタリー映画で実証しています。実は校長先生に与えられた権限は大統領なみの力を持っています。その権限を「子どもファースト」の為に使っていくことの大切さ、本当の意味での「教育」「民主主義」「多様性」とはなんなのかをこの映画を通し、改めて考えさせられます。

不登校の人数が40万近くになっている現状において、学校の存在意義について今一度考え直す時期に来ており、「子どもファースト」を実践していく上で学校だけでなく、学校以外のフリースクールなどの居場所の必要性、多様性も高まっています。

「夢みる小学校」も素敵な映画でしたが、「夢みる校長先生」は教育に携わっている人たちは勿論、いろんな人にぜひ観ていただきたい映画です。

子どもも大人ももっと「自由」に生きることができたらいいなと思います。