「親子」「家族」について語り合う

NPO法人Colorful map主催の『「親子」「家族」について語り合う』に参加してきました。
今回はNPO法人CAPにいがたのCAPスペシャリストの広川小純さん、李ヒョンスンさん、司会に新潟お笑い集団NAMARA代表江口歩さん、NPO法人Colorful mapの中村優美さんによって「親子」「家族」をテーマに語られました。

「親子」「家族」がテーマでしたが、広川さん、イさんのお二人のこれまでの生きてきた背景の中にいろんな世の中の問題の縮図が凝縮されている感じがしました。お話を聴いて印象的だったのが、広川さんと李さんのお二人の親からの愛情の受け取りかたでした。感じ方、受け取り方は人それぞれで違っていて当然だと思いますが、それぞれの置かれている過酷な状況の中で広川さんは親から愛情を感じることができずにいたことと対照的にイさんのほうは虐待などを受けながらも親からの愛情を感じることができたと話されていました。

私自身、これまでいろんな方からの相談を通して、いろんな形での親子間での「愛情表現」を見聞きしてきました。この親子間の「愛」＝「エゴ」ではないかと思うことが結構あります。「愛情表現」という名の自分の「エゴ」を他者に押し付けている場合が少なくありません。例え、「親子」「家族」であろうとそれぞれが一人の人間であるという意識も必要なのではないかと思います。

今回は２時間でしたが、広川さん、李さんのお二人のお話しは２時間では全然足りない内容でした。次回はお二人のお話を一人ずつもっと深堀して聴きたいですね。