泣くものとともに泣きなさい

2020年11月25日

コロナ禍による生活変化の影響などにより子どもの自殺が大幅に増加しています。増加の背景には新型コロナで社会不安が高まり、生活が変化したことがあります。自殺予防外来も夏以降診察者が増えており、特に10代、20代の若者が深刻な状況となっています。
新型コロナによる一斉休校などで家庭生活が変化し、休校が明けてからも授業のペースが変わるなどして、「大変だ」「不安だ」と感じている子どもが多いです。社会全体が不安感に呑み込まれている状況の中で自分の不安な気持ちを話す場や逃げ場がない子どもたち(大人たちも)にとっては自分たちの居場所、拠り所がないのは死活問題にもなりえます。人は一人では生きていくことはできません。不安感を抱え、学校、家庭以外の居場所、拠り所を必要としている方が増えているのは事実です。フリースクールヒュッゲとしても居場所提供や相談支援などをこれからも続けていきます。不安、悩みごと、些細なことでも構いません。まずは相談してみませんか?
「泣くものとともに泣きなさい」の精神で生きづらさを感じている人たちに寄り添えればと思います。