プロフェッショナル仕事の流儀より
久々にプロフェッショナル仕事の流儀を観ました。今回は「非行の根っこに寄り添う~少年育成指導官・堀井智帆~」さんの仕事に密着でした。問題行動を起こす思春期の少年少女を逮捕するのではなく、立ち直りを支援する「警察職員」という職業があり、堀井さんはその中で「少年育成指導官」というお仕事をされています。「少年育成指導官」は大人を拒絶する少年少女たちの心を開き、更生へと導く仕事です。
堀井さんの子どもたちとの係り方に「大人像をぶっ壊す」という考え方にはとても共感しました。私自身もフリースクール、不登校支援などで子どもたちと係ることが多いですが、既存の大人像で子どもたちに接することではなかなか心を開いてくれない経験をしたり、見聞きしてきました。
既存の大人像にとらわれず、一人の人間として接していくことの大切さは子どもたちから学んできました。「大人」、「子ども」という枠組みで係るのではなく、一人の「人間」として係ることがこれからの多様性を求める時代はさらに必要になっていくのではと思います。
また、番組内に出ていた一人の少年が堀井さんとの係りの中で少しづつ成長していくシーンがみられましたが、少年が就労体験で行った老人保健施設で係わった老人の人たちに「ありがとう」と言われ、その言葉を素直に受け取っていたシーンが特に印象的でした。昔から自己肯定感とか承認欲求を満たすことなど大切といわれてますが、小難しいことは考えずシンプルに「ありがとう」という言葉のやりとりを続けていくことが大切なのかなと思いました。「ありがとう」にはとてもつもないパワーや可能性を秘めています。
余談ですが、スマホ、携帯の文字を打つときに一言「あ」とうったとき、変換予測の最初に「ありがとう」が来る人は幸せになれるそうです。自分でも確認してみましたが、「ありがとう」が最初にきてました(*^-^*)