ノーナレを観て

2020年05月12日

昨日、NHKのノーナレという番組を観ました。今回は桜丘中学校の西郷先生が出演されてました。私自身、今までいろんな人に出会い、いろんな人の影響を受け、今の自分があると思っていますが、今までたくさんの素敵な人に出会った中で大きく影響を受けている一人が西郷先生です。
何度かお会いできる機会がありましたが、西郷先生の考え、思想、生き方などどれも素敵で、お人柄がとても魅力的な方でした。前にも何度か西郷先生と桜丘中学校がメディア、番組に取り上げられましたが、今回のノーナレは西郷先生が校長先生を定年退職されるまでの期間が番組となっていました。昨年、お会いしてからの最近の西郷先生や学校の子どもたちの様子を番組を通し知ることができました。特に今年は新型コロナウイルスの影響を受け、大変な時期の中で定年退職を迎えられるので西郷先生や学校の子どもたちがどうされているのかとても気になっていました。
休校中でも快く子どもたちを受け入れている様子がとても微笑ましく、卒業式を開催することを英断された姿にとても心打たれました。卒業式ではちょっとしたハプニング?がありましたが、それを受け入れている先生や子どもたちの姿にとても感動しました。今のご時世、寛容さが失われつつある世の中で人の温かみを観ることができ心が温かくなりました。
新型コロナウイルスにより全国の学校が長期間の休校になり、改めて学校の存在意義について考えさせられました。自治体、学校によっては積極的にオンライン教育を取り入れたり、学校は学校でいろいろと学習支援の創意工夫をされていましたが、オンライン教育ホームスクールなど学校に行かなくても学びを提供できることを認識された方も多かったのではないかと思います。
フリースクールの立場からは学校以外の学びの場が増えることは大歓迎ですが、学校にしかできないことってなんだろうといろいろと考えさせられました。一つ言えることは、学校であってもなくても学びの中心が子どもたちであることが大切だということです。番組内で西郷先生が「子どもは小さな神様」と仰っていましたが、その言葉の重みが心にズシンと響きました。
今年は教育だけでなくいろんな分野で変革の年となりそうですが、ヒュッゲとしては子どもたちを中心とした居場所提供、支援を今後も続けていきたいと思います。
今後とも皆様のご支援、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
ちなみ今回の写真は西郷先生、日野先生、私の奇跡のスリーショットです(笑)ありがたい写真の一つです。